介護士は非正規職員であっても、働きながら正社員に転換することができると言われていますが、実際はどうなのでしょうか。
正社員になりたいと思っていても何もしていない場合は、もちろん正社員に転換はしてもらえません。まずは正社員登用制度の有無を確認し、制度があるのであれば事前に正社員になるための基準を確認しておきましょう。
たとえば基準を越えるようにスキルを磨いたり、資格を取得する努力を行う必要があります。
この制度がない場合でも、自己研磨を怠らず正社員になりたいことをアピールし続けることで正社員へ転換してくれる事業所ももちろんあります。
当事者ではなく、事業所に問題がある場合もあります。正社員には固定給を上げたりボーナスを支給しなくてはならなくなるため人件費が上がりますし、有給休暇も設定しなくてはいけなくなります。また、すぐに解雇もできません。
このように人件費を使いたくないためなど会社の都合で、制度があるのにも関わらず正社員を一向に増やそうとしない事業所もあります。
このような場合にはこの先働いていても他の希望も通らない可能性が高いので、転職して正社員を目指す方が無難と言えます。
正社員に登用してくれない施設には、特徴があります。正社員登用制度がある場合には、正社員になるための基準がしっかり設けられているはずです。
上司に基準を聞いた時に、返答が曖昧だったりはぐらかされた場合には要注意です。また、正社員登用の実績もきちんと確認しておくことと、その事業所の経営状態も重要となるので把握しておきましょう。